こんにちは、今日は、先日リリースした、Ruby gem の Earned Value Calculator の紹介です。

ビジョン

2019年から、時間外労働割増賃金の削減、年次有給休暇の確実な取得、フレックスタイム制見直し、企画業務型裁量労働制見直し、及び高度プロフェッショナル制度創設といった目的のために、働き方改革関連法が順次施行され、2023年4月からは中小企業の「月60時間超の法定時間外労働の割増賃金率」が引き上げになります。

これら新しい制度に対応するため、従来の勤怠管理方法の見直しを考える企業は増え、同時に多くの「勤怠管理システム」が開発され、広告などを見る機会が増えています。
しかしながら、高度な知識や技術が必要な分野では成果と時間が相関しない、ただ一律に労働時間を計測するだけでは、その専門性によって業務状況の判断を誤るといった懸念から、新しい勤怠システムの導入に二の足を踏む企業も多いです。

当社では、同法の施行とともに、より多くの従業員同士の個性の発揮の機会と、チームワークが高められる社会の実現を期待しています。
そして、科学的なアプローチの利用と拡大に貢献し、もって企業の生産性の向上を図るため、当社ソフトウェアのOSS化を進めています。

Earned Value Calculator

このGemは、プロジェクトの予算、計画、及び実績を入力することで、プロジェクトがどのように遂行されつつあるかを定量的に評価するための指標を出力します。

EVM とは

アーンド・バリュー・マネジメント(英: Earned Value Management, EVM)とは、予算および予定の観点からプロジェクトがどのように遂行されつつあるかを定量的に評価し、コスト効率と進捗率を一度に把握するためのプロジェクト管理の技法である。

アーンド・バリュー・マネジメント 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

メトリックス

アーンド・バリュー(達成価値/出来高) (EV, Earned Value)
現時点までに完了した作業量を、プロジェクトの総予算で換算したコスト。

プランド・バリュー(計画価値) (PV, Planned Value)
プロジェクト開始当初、現時点までに計画されていたワーク・パッケージに対する予算の累計額。

スト差異 (CV, Cost Variance)
どの程度、投入したコストに対して成果を上げているかの差異。

ケジュール差異 (SV, Schedule Variance)
どの程度、予定に対して進捗しているかのコスト差異。

コスト効率指数 (CPI, Cost Performance Index)
どの程度、投入したコストに対して成果を上げているかの割合。

スケジュール効率指数(SPI, Schedule Performance Index)
どの程度、予定に対して進捗しているかのコスト割合。

参考リンク

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